落書き付随想録

うさ絵草紙 4 謎の宣教師

日本の冬はマイルドですなあ。いえ、東京圏です。北国の皆さん、失礼しました。

とにかく、来日したガイジンせいちんは、春の暖かさに5月早々夏の毛替わりをしてしまったのでした。

そして、冬。秋すぎて、冬来たるらしどころかもう爺さんも坊さんも走る師走だというのに、いつまでも古びた夏のコートを着ているではありませんか。さすがに心配して、いつも背中やお尻の毛をつまんで引っ張ったりとチェックを重ねてきました。そしてようやく今週、もう第4週ですがな、ようやく始まりました。遅れたせいか、一度にあちこち抜けて、まさにボッコボコ。背中の、すっかり抜けた一角など、シルエットとして見てもボコリとへっこんで、「あ、粘土が足りなくなっちゃった」みたいです。

そして頭。フランシスコ=ザビエル。

せいちん、抜けてるぞ、頭が。いえ、せいちんの知能のことを言ったのではないのです。
本当です。

本当です。

本当です。

なぜ、強く否定するとかえってアヤシイのでしょう。


謎の宣教師フランシスコ・せいちんエル
右頬を抜かれたら、左頬を差し出しなせぇ