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せいちんの私室
大公開


ガオ〜ッ・猛獣小屋なのだ!

みなさんのうさぎさんは、どんな部屋にお住まいでしょう? せいちんの小屋はこれで3代目。ロフト、キャスター、引き出しトレイつきのご機嫌な個室です。





正 面 図

撮影のため明るい場所へ
移動させられ戸惑う住人







透 視 図 

あっ、タオル噛んでるな!
証拠写真だぞ、せいちん!


各部名称
A...人間メンテ用フタ
B...せいちん出入り口
C...引き出しトレー
D...ロフト
E...かじかじ用木材
F...住人
G...干し草ラック
H...小物収納(爪切りなど)
I...トイレ
J...水のみ皿
K...餌箱
L...足元保護用タオル
M...キャスター

奥行き
高さ
76 cm
61 cm
51 cm

E かじかじ用木材

せいちんが暇な時にケージのコーティングを噛むのを防止するために、お気に入りスポットのすぐ横に取りつけたカジカジ用おもちゃ。うさぎに安心なポプラのブロックに、家具などのジョイントに使うハードウッドの芯をはめこんで楽しくカジカジできるように工夫してみた。しかし、せいちんは主に本体のブロックの方をかんでいるのであった。運命の皮肉さを感じる。


初代せいちんルーム

せいちんと一緒に買った「ドワーフラビットケージ」は、30X30X60cmの小さなもの。当時せいちんも小さかったけど、さすがに狭そう...。

全体がトイレなので、毎日のお掃除も大変でした。上しか開かないので、せいちんを外で遊ばせる時は抱き上げて出しました。


せいちんルームの良い点・悪い点

●大きな上部扉...大きいというか、上面全部が開く。せいちんのお気に入りのトイレを中に入れるので、これは外せない機能。

大きな正面扉...せいちんが好きな時に出入りできる。

ロフト...うさぎは高所恐怖症だが、小高いところは好きらしい。述べ床面積も広くなるので、今の小屋が狭いという人は棚板一枚追加してみれば随分事情が変わる。ロフトに敷いたタオルの上が現在せいちんの昼寝スポット(タオルにおねしょする)。

引き出しトレイ...トイレがあるので、ここに落ちるのは古い干し草がほとんど。従ってトレイは冬期1週間に1度、夏期2回の掃除頻度でオーケー。素材がトタンなのが、ちょっともの悲しい。プラスチック製だったらよかったのに。

床メッシュ...せいちんの足がとられることはないが、たわむので、格好悪い。

キャスター...どうしても干し草が落ちるので、掃除する時にコロコロ移動できて便利。キャスターの固定が甘いので、持ち上げて運ぶといつの間にかキャスターが紛失する。

メッシュのコーティング...ちょっとコーティングが厚いので、せいちんがむしってしまうことがある。かじり用に板切れに木の棒をさしたものを入れて注意をそらしている。

●二人でラクに運べるように左右に把手がついていればもっといいのに−。

小屋の選び方


サイズ
短い辺が、うさぎが伸びて寝た時の長さより長いこと。
(特に小屋にいる時間が長い場合は重要)
素材
木なら柔らか過ぎず、毒性がないもの(アッシュ・ポプラなどが安い)
金属性が手入れもラク。ビニールコーティングしてあるワイヤーは、うさぎがかじって飲み込まないよう注意。
ワイヤーメッシュでフン・尿が下に落ちるタイプが掃除しやすい。
下に引き出し式のトレイがあると掃除は5分間で完了。
全部ワイヤーで、小屋にいる時間が長いと、うさぎの手足が炎症を
起こすこともあるので、タオルや板きれなどをお気に入りの場所に
置いてあげるとよい。
出入口
上が大きく開くタイプは、手入れがラクなので清潔に保ちやすい。
側面にドアがあると、うさぎが自分の好きな時に出入りできる。
両方ついているのが理想。
その他注意点
棚板があると、うさぎが垂直運動をするので健康上よいし、退屈も緩和できる。でも、基本的にできるだけ退屈させないよう、遊んであげよう!小屋に入れっぱなしは、なるたけ避ける!

こんな小屋はイカン!

●狭すぎる...うさぎが長くのびて寝ることができないということは、リラックスできないということ。

アクリル・ガラス製...直接風を当てるのは厳禁だが、風通しが悪くてもいけない。不潔にもなりやすい。

床のメッシュが荒い...歩くとうさぎさんの手足がズボズボと網目にはまるようなものは避ける。骨折や捻挫のもと!

掃除しにくい...扉が狭い、汚れが落ちにくい、形が複雑...理由はどうあれ、掃除しにくければ、どんなにマメな人でも徐々に掃除が行き届かなくなる。清潔に保てたとしても、苦労は少ないに越したことはない。

とにかく、場所が許す限り大きくて、手入れしやすいものを選べば失敗は少ない。
失敗したと思ったら迷わず捨てて買い換えよう!我慢しなければならないのはうさぎなのだから。

木の小屋は尿がついた時完全にきれいにならず臭くなりがちなので、ハードウッド製のもの以外は室内には向かない(そしてハードウッド製は高い)。

理想の小屋...。小屋はオリじゃない!小屋の意義って?

理想の小屋って何だろう...。家中自由に走らせて、小屋なんかそもそも無い方がうさぎの為なのでは...。でも、よくよく考えてみると、小屋は何も「閉じ込める」だけのものではないかもしれません。

●最後の砦...うさぎは、臆病なので、大きな音がした、とか、妙な匂いがした、というだけでもとっても不安になってしまいます。そんな時、逃げ込める「ここだけは絶〜っ対安全なんだもんね!」という場所として、うさぎには必ず必要な空間ではないでしょうか。小屋=オリではなくて、小屋=穴(野性の穴うさぎの巣)だと思えば納得できますよね。

●移動時の精神安定に...まれに旅行好きなうさぎもいると聞きますが、ニュースになるくらいなので、やはり普通のうさぎは内弁慶です。それでも連れて行かなければならないような時、小屋ごと移動してあげると、うさぎは随分心強いはずです。うちでも、遠くの友人の家に泊まりで遊びに行く時に、迷惑をかけちゃったけど、下の大きな小屋ごとせいちんも泊めてもらいました。未知の環境の中でも、自分の匂いがしっかりついたいつもの小屋があったのは助けになったと思います。結構すぐに寝そべったり、タオルホリホリしたり、段ボールの家に扉を増やしたりして平常心に帰っていました。海外旅行などで人に預かってもらう時も、小屋ごとです(迷惑かけちゃうけど)。

精神的に重要な小屋を作ってあげる

こう考えて行くと、小屋はやっぱりうさぎの「個室」なのだと思います。うさぎが小屋を「イヤなもの」ではなく「我が家」と思えるようにしてあげる。それが理想の小屋作りの目的なのではないでしょうか。

悪い事をした時に小屋に閉じ込めるというしつけ法には、従って賛成しません。自分の部屋なのだから、入るのも出るのも気の向くままにできるのが、やはりいいのです。

小屋の居心地をどうしたらより良くできるか考えてあげましょう。中でごはんやおやつをあげていい出来事と小屋を結びつけるのもいいと思います。

小屋が縄張りであることを意識して、敬意を払ってあげましょう。これは、うさぎとの信頼関係がまだ充分でない時には特に重要です。一旦「こいつは害はない」と思ってもらえれば、住人が中にいる時に手をつっこんで物を移動したりしても大丈夫になることが多いですが、最初のうちは、気を遣ってあげてください。