飛行機で海を越えるうさぎさんの快適な旅を探る
飛べ飛べ!バニー
せいちんは飛んだ編

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空港に着いたら〜動物検疫(成田第2ターミナルの場合)

1. 空港に着いて、うさぎさんの無事を確認し、荷物を受け取ったら、犬のマークの動物検疫へ。健康診断書を提出し、申込書に記入。うさぎさんは一旦預ける。ピンクの紙をもらうので、それに税関でハンをおしてもらう。

ティモシーヘイは、輸入を制限されている種類ではないので、植物検疫を通す必要はない。ティモシー以外の草類、特にオーツ麦などの穀物系は、没収されるかもしれないので持ち込まないこと。

2. 一旦シャバに出る。親兄弟、うさ仲間などに、この時検疫所で与えるための野菜などを持って迎えに来てもらうと、申し分ない。実際にはそれも難しいので、うちでは、その夜はペレットと干し草のみ、翌朝入手し、分量分に小分けした野菜をせいちんに差し入れた。

3. 税関のハンが押されたピンクの紙を持って、実際にうさぎさん達が係留される建物の6Fに向かう。行き方は、1で申し込みをした時に地図をくれるので、その通りに行くだけなのだが、いかんせんわかりづらい(↑)。旅行用品ジュピターのわき、というか奥の、それはそれは薄暗いドアなのだ。


第2ターミナルの検疫所までの地図。フクザツ。(拡大図29K)

おまけに「職員専用」とまで書いてある。さらに入り口には、「この先カート使用厳禁」とまで。しかし、しかしである。実際には、職員じゃない飼い主も入っていいし、カートだって持ち込んでいいのである。いいと言われても、ちょっと恐いよね。

うちは、せいちんを預ける場合の折り畳みケージと、うなるような荷物があるのでカート無しでは絶対に無理だった。

この扉のむこうを道なりにいくとエレベーターがあるので、それで動物検疫所のある6Fへむかう。









←目指すは、このドア。中に入ると、先程預けたうさぎさんが着いている。税関でハンをもらったピンクの紙を渡す。もし、検疫所が用意してくれた小屋に入れてもらうのであれば、食料とその与え方を伝えて帰ってよし。食料を忘れてしまったオーナーのためにペレットも用意してくれているが、食べ慣れたものの方が安心。


→これが、用意されたうさぎ用の小屋。とってもきれいに掃除してあった。「消毒スミ」のラベルもうれしい。







↑預ける時に記入する指示書。これと引き換えに受け取ることになる。(拡大21K)



私がお世話になったのは成田の動物検疫所だが、ここでは、宿泊料などの手数料を一切とらない。検疫代もなし。「本来ならもらうべきなんです〜」ということなので、あまり迷惑をかけていると、猫並みの値段がかかるようになるかもしれない。あくまでも、場所をお借りする、という気構えで。

→これが、実際に係留される部屋。ハッキリ言ってせいちんひとり。手続きのため、犬や猫が部屋の外の受け付けに来ることはあるが、その後は犬猫用の建物で係留されるため、事実上ここはうさぎ専用とのこと。犬や猫に囲まれて恐い思いをするペットホテルなんかよりはずっといい環境といえよう。

ここで、うさぎは2泊3日の世話になる。野菜やペレット、干し草が出迎えの人の手などによって揃っている場合は、預ける時に全て一緒に渡して、世話をしてもらえる。

うちの場合は、一旦宿に帰って野菜を買ったり切ったりしなければならなかったのと、せいちんが心配なのとで、この時はペレット、干し草と飲み慣れたアメリカのスプリングウォーターだけ渡し、次の日の朝もう一度野菜を持って訪れることにした。

3日目の朝には、愛するうさぎさんを連れて帰ることができる。その際、輸入検疫証明書という家畜防疫官なる人物の署名捺印が入った、なんだかえらそうな書類を受け取る。これが、せいちんがモグリでない証明なのだ! せいちんの元気な姿を見て、ありがたい証明書を受け取れば、3ヶ月の苦労も消し飛ぶというものだ。


↑ババーン。せいちんが密入国していない証明。ありがたや(拡大21K)。

検疫について

プレーリードッグ、フェレットなどエキゾジック動物ブームのためか、検疫は若干厳しくなった。猫はこれまでフリーパスだったのが、犬同様の2週間となった。

しかしご安心召されい。うさぎは、相変わらずの2泊3日。どういう基準で決まっているのかは、お上のみぞ知る...  検査が終了して異常なければ輸入検疫証明書の発行を受晴れてけ、入国できる・

成田...空港が契約している宿泊私設をもっている獣医のところへ送られて、そこで2晩明かす(検査も宿泊費用も無料。)

関西空港...5千円で、空港内で世話してくれる(検査は無料だが、うさぎの宿泊費用は飼い主が負担する)

名古屋空港...宿泊料等一切とられる事なく検疫をうけた。事前に連絡していたせいか、荷物をPICK UPするところに検疫の方が2名出迎えにきてくれていた。

冬だったので夜も暖房を入れてくれるよう頼んだところ、ちゃんと24時間暖房を入れてくれ、持参したりんごも皮をむいて与えてくれてて、とても手厚い世話をしてくれました。

経験者は語る!検疫あれこれ

風の噂では動物検疫所に行かずにうさを連れ帰った人がいるらしいですが(動物検疫は税関の外にあるのです、税関を抜ける書類は必要)、やはり万が一の事を考えて面倒でも素直に検疫所へいった方がいいです(関西空港)

●事前に「何月何日にうさぎが行くのでよろしく」みたいな電話を入れておくと、それなりの準備をしておいてくれる。利用航空会社によって到着ターミナルが異なるので、確認した上、自分が到着する検疫に電話しておく。(成田)

●事前に連絡していたせいか、荷物をPICK UPするところに検疫の方が2名出迎えにきてくれていた。冬だったので夜も暖房を入れてくれるよう頼んだところ、ちゃんと24時間暖房を入れてくれ、持参したりんごも皮をむいて与えてくれてて、とても手厚い世話をしてくれました。(名古屋)

●干し草は、ティモシー以外は植物検疫が必要。オーツ麦など、食管制度に触れそうなものは持ち込めないと思った方が無難。

●預ける時に食べ慣れたペレットを一緒に渡す。干し草もタップリ!

●野菜は、外国から持ち込むと違法なので、できれば親族に用意して出迎えてもらうか、着いたらすぐに調達し、差し入れる。

●世話をする際の注意を紙に書いて、キャリアに貼って渡す(甘い物を与えるななど)